こんにちは、aiです。
病院奨学金ってたまに聞くけど使っても大丈夫かな…
こんな風に悩んでいる方はいませんか?
看護学生なら1度は病院奨学金についての話を聞いたことがあると思います。
中には「病院奨学金を借りると卒業後その病院に縛られるからやめた方がいい」などという噂から利用を迷っている方も多いかもしれません。
今回はそんな皆さんに向けて、病院奨学金の仕組みと使用するメリット・デメリットについて解説しようと思います。
病院奨学金とは
病院奨学金制度というのは、その名の通り病院が学費の貸与を行う制度です。学生支援機構や地方公共団体の奨学金制度との大きな差は、その病院で一定期間働くことにより、返済が免除になる、という点です。つまり、事実上、ほとんど学費を払わなくて済むのです。
看護医療進学ネット
すなわち、「卒業後うちの病院に就職してくれるなら学費は負担しますよ」ということですね。
医療業界では長年看護師不足が続いており、この奨学金制度は病院にとって優秀な人材を確保するという意味合いがあります。
期間内に退職したくなった場合はどうなるの?
決められた期間内に退職したくなった場合は、残っている年数分の金額を返済すれば退職することができます。
しっかり選んで決めた病院でも働いていくうちに自分には合わないと感じたり、他に魅力的な病院を見つけたりなどして期間内でも退職したくなる可能性は大いになると思います。
その場合でも残りの金額をしっかりと払えば退職できますので安心してください。
ただし、その返済方法については一括払いなのか分割でもよいのか病院によって異なりますので、奨学金申請時にしっかり確認しておきましょう。
病院奨学金のメリット
次に病院奨学金を利用するメリットについて説明していきます。
病院奨学金を利用するメリットは大きく以下の3つです。
- 一定期間の勤務で返済が免除になる
- 利息が付かない
- 就職活動が不要
一定期間の勤務で返済が免除になる
病院奨学金の最大のメリットは、一定期間その病院で働くことで返済が免除になることです。
日本学生支援機構や大学独自の奨学金では給付型の奨学金を利用するために厳しい条件が設けられていますが、この病院奨学金制度では多くの病院で給付型の奨学金制度が設けられています。利用するためには看護部長さんとの面談や成績表の提出が必要なことも多いですが、条件はそれほど高くないです。
学生時代それほど成績が良かったわけではない私でも利用することができました!
利息が付かない
一般的な奨学金では利息が付くことも結構ありますが、病院奨学金では利息が付かないことがほとんどです。
大きな金額を利息なしで借りられるのはありがたいですよね!
仮にその病院に就職しなかったとしても実際に借りた分だけ返せば大丈夫です。
就職活動が不要
病院奨学金を利用している場合、卒業後はその病院に就職することになるため卒業年度における就職活動は不要になります。
中には病院奨学金を利用している学生でもその病院の採用試験を受ける必要がある場合もありますが、奨学金申請の際に面談や成績表の提出を行っているためよほどのことがない限りは不採用になることはないでしょう。
しかしながら、奨学金を利用する病院を選ぶことは就職先の病院を選ぶことと同じことですので、奨学金を利用する際の病院選びは就職活動を行う気持ちで真剣に取り組むことをオススメします。
病院奨学金のデメリット
病院奨学金を利用する際のデメリットは次のことぐらいかなと思います。
早い段階で卒業後の就職先を決めなければならない
奨学金を利用する場合、多くの方が学校に入学してすぐ申し込むことになると思います。(中には入学後1~2年たってからという方もいるかもしれませんが)
そのため、場合によっては病院の選び方やそれぞれの病院の情報が十分に得られないまま卒業後就職する病院を選ばなくてはいけなくなってしまうことも…。
そうならないように、病院奨学金を検討している方は早めに先生や先輩、もしくは就職支援サイトから就職についての情報収集をすることをオススメします。
病院をしっかりと選んだうえで奨学金を利用しよう!
病院の教育制度や職場環境、奨学金の条件などをしっかりと調べたうえで利用する場合には病院奨学金はメリットだらけだと思います。
看護系の学校に在学・進学を予定している方は、ぜひ積極的に利用を考えてみてください!
コメント