医学書院の看護師国家試験問題集は使いやすい?結論:効率よく学習を進めたい人にぴったり!【本音レビュー】

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参考書・問題集

こんにちは、aiです。

看護師国家試験に向けて問題集を購入しようと思うけど、医学書院の問題集って使いやすいのかな?

こんな風に思っている方はいませんか?

今回はそんな方に向けて、医学書院の看護師国家試験問題集についてのレビューを書いていきたいと思います。

実際に使っていた時のことを振り返りながら本音でレビューしましたので、購入を検討している方はぜひ参考にして頂けたらと思います。

医学書院の看護師国家試験問題集ってどんな本?

レビューをする前に、この問題集の概要について簡単にご紹介します。

医学書院は医療系学生なら知らない人はいないほどの、医学・看護・介護分野専門の最大手出版社で、系統看護学講座シリーズは多くの看護学校で教科書として採用されています。

「医学書院 看護師国家試験問題集」はそんな医学書院が出版している看護師国家試験対策用の問題集になります。

2023年版の公式HP情報はこちら

2023年版 医学書院 看護師国家試験問題集[Web電子版付]  | 書籍詳細 | 書籍 | 医学書院

この問題集の特徴はこんな感じです。

  • 必修問題8年分・一般状況設定問題5年分に加えて予想問題・模擬問題が収録
  • 看護師国家試験問題における要点をまとめた「国試でるでたBOOK」もセット
  • 過去問題は解答データをもとに難易度が明記
  • 解説には図や表が多数
  • 国家試験までのスケジュール管理に役だつ「国試学習プランナー」(new!)
  • Web電子版(new!)

上記の「国試学習プランナー」と「Web電子版」は2023年版から新たに追加されたシステムのため、これ以降のレビューでは触れていません。予めご了承ください。

医学書院 看護師国家試験問題集のメリット4つ

医学書院の看護師国家試験問題集を使用してみて良かったと思う点は、以下の4つです。

  • 系統看護学講座シリーズが教科書として採用されていたため、教科書を振り返りながら問題を進めることができた
  • ページの切り離しができるようになっているため、使用するページを分けて持ち運べる
  • 解説に図や表が多く使われているため分かりやすく、視覚的にも飽きにくい
  • 「国試でるでたBOOK」に各領域の要点がまとまっているため、復習や知識の整理がしやすい

それぞれ詳しく解説していきますね。

系統看護学講座シリーズが教科書として採用されていたため、教科書を振り返りながら問題を進めることができた

私が通っていた学校では医学書院の系統看護学講座シリーズが教科書として採用されていたため、国試勉強を行うときも授業で習った内容を振り返りながらこの問題集を進めることができました。

先ほどもお話ししたように医学書院が出版している系統看護学講座シリーズは多くの看護学校で教科書として採用されています。

そのため同じ医学書院が出しているこの問題集で勉強を行うことで、授業で学んだ内容と結び付けながら国試対策を進めることができます。

学校学んだ知識をすぐに国試勉強に生かせるというのはとても大きなメリットだと思います。

ページの切り離しができるようになっているため使用するページを分けて持ち運べる

この問題集は領域・分野ごとに分冊になっているというわけではないのですが、本体のすべてのページが切り離せるようになっています。

そのため、自分がその日使うページだけを切り離して分けることで必要な部分だけを持ち運ぶことができます。

もともと分冊となっている物と比べると自分で切り離さなくてはいけない手間がありますが、持ち運ぶ量を自由に調節できるのはとても便利でした。

解説に図や表が多く使われているため分かりやすく、視覚的にも飽きにくい

この問題集では解説に表やイラストが比較的多く使用されていたため、分かりやすく視覚的にも飽きにくかったです。

看護技術や解剖生理の分野など、国家試験の勉強を進めていく中では視覚的に全体像をしっかりととらえながら学習することで理解が深まる部分も多いため、解説にイラストや表が多いのはとてもありがたかったです。

「国試でるでたBOOK」に各領域の要点がまとまっているため、復習や知識の整理がしやすい

医学書院の看護師国家試験問題には本体とは別で「国試でるでたBOOK」というものがついています。

この「国試でるでたBOOK」は過去の国家試験を分析した結果出題頻度が特に高い重要な内容だけが科目ごとにまとまっているもので、この本を活用することで国家試験における重要なポイントを効率よく抑えることができます。

一通り学習が終わった分野についての知識の整理や、模試・試験前の復習などに大変役立ちました。

医学書院 看護師国家試験問題集のデメリット4つ

医学書院の看護師国家試験問題集を使った際に良くなかったと思ったところは次の3つです。

  • 問題数(特に状況設定問題)が他の問題集に比べて少ない
  • 問題によっては解説が十分でないものがある
  • 解答・解説が問題のすぐ下にあるため問題を解く際に目に入ってしまう
  • 過去の統計問題がそのまま出題されている

それぞれ詳しく解説していきます。

問題数(特に状況設定問題)が他の問題集に比べて少ない

医学書院の問題集には必修問題8年分・一般状況設定問題5年分+予想問題・模擬問題が収録されています。

一方メヂカルフレンド社の問題集では過去20年分、さわ研究所黒本では過去16年分の問題が収録されており、医学書院のものはこの半分以下の年数分しか収録されていないことになります。

あくまでも過去何年分かというだけで問題数そのものの数を比較できているわけではありませんが、実際に使ってみた感想としても、医学書院の問題集は問題の量がやや少なく感じましたし、特に状況設定問題に関しては消化器関連で5問、循環器関連で2問のみなど十分な量ではなかった印象があります。

過去問演習をしっかりやりたいという人には少し物足りないかもしれません。

問題によっては解説が十分でないものがある

解説の分かりやすさを売りにしている医学書院の問題集ですが、問題によっては解説がシンプルすぎると感じるものもありました。

というもの、私はただその問題が解ければよいというよりその問題に関連する周辺知識まで広げて学習を進めていきたいタイプだったため、そう考えると医学書院の物は問題を解くための情報は載っているけれど周辺知識までは触れられていない解説だったように思います。

知識を広げるためには教科書や他の参考書を併用することが必要になると思います。

解答・解説が問題のすぐ下にあるため問題を解く際に目に入ってしまう

この問題集は問題のすぐ下に解答・解説が配置してあります。

そのため1問ずつ問題を解いて解説を読む分には良いのですが、ある程度の問題をまとめて解いてから答え合わせをしようとするとどうしても途中で解答が目に入ってしまいました。

私は関連する内容の問題を一通り解いてから答え合わせを行いたいタイプだったので、この問題配置は少しやりにくかったです。

過去の統計問題がそのまま出題されている

国家試験を受けるうえで医療費や人口等の統計は最新のものを押さえておく必要があるのですが、この問題集では過去の出題年度のまま問題が掲載されており解説もその年度の情報のままだったためこの部分は少し不親切に感じました。

解説の最期に補足程度に最新の情報も載ってはいるのですが、それだったら問題自体を最新の情報を踏まえたものに改正してくれた方が良かったなと思います。

まとめ:医学書院の看護師国家試験問題集はこんな人におすすめ!

以上のことから医学書院の看護師国家試験問題集はこのような人におすすめです!

  • 系統看護学講座シリーズを持っており、これを活用しながら国試勉強を進めたい人
  • 多くの問題に触れるよりも効率よく1冊を何周も繰り返したい人
  • ページを切り分けて持ち運びたい人

というわけで今回は医学書院の看護師国家試験問題集について、実際に使ってみた感想を踏まえながらレビューをしていきました。

この記事を読んで自分に合っていると思った方はぜひ購入を検討してみてくださいね。

この記事は私が使用した2022年版の問題集を元に作成しています。そのため最新版の内容と多少異なる可能性がありますので、予めご了承ください。

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