こんにちは、aiです。
看護師国家試験の勉強の始め方がわからない…
勉強を始めたけど成績が伸びない…
こんな風に思っている方、多いと思います。
今回はそんな皆さんに向けて、得点率9割越え合格を目指せる国家試験勉強のコツを徹底解説します!
前提:勉強開始は早ければ早いほど得!
勉強のコツをお伝えする前に、勉強の開始時期についてお伝えしておきます。
結論を言ってしまうと、開始時期は早ければ早いほど良いです。
早く始めた分だけ余裕をもって進められますし、当然と言えば当然ですね。
私的には完全に手遅れの時期はないと思っています。
ですが勉強開始は早いに越したことはないので、この記事を読んでいる皆さんは今日から始めましょう!
コツ①:まずは「人体の構造と機能」から取り掛かろう!
国家試験の勉強を始めるにあたりまず最初に取り組んでほしいのが「人体の構造と機能」です。
病気や看護について学習していくには、正常な人間の身体について理解していることが必要不可欠です。
この部分をしっかりと理解できていればその他の範囲も学習がしやすくなり、結果的に効率的に国家試験勉強を進めることができます。
ここで少し例を挙げてみますね。
人間の血液は、
左心房→左心室→大動脈→全身→大静脈→右心房→右心室→肺動脈→肺→肺静脈→左心房…
の順に流れる。
このような内容を学習したとします。
次に下の問題を見てみましょう。
急性心不全の症状はどれか。(第103回PM33 成人看護学)
1.肝腫大
2.呼吸困難
3.下肢浮腫
4.頸静脈怒張
A. 2.呼吸困難
この問題の解説:
左心不全ににより左心機能低下→左室が全身に血液を送り出せなくなる→左室より後ろの左心房・肺静脈に血液がうっ滞する→さらに後ろの肺にも血液がうっ滞→肺に血液が溜まることで呼吸困難が生じる。
この問題を理解するのには最初に挙げた血液の流れについての知識が必要不可欠であることが分かりますね。
「人体の構造と機能」からの出題自体は数が少ないのですが、だからと言って後回しにはせず1番初めに取り組むようにしましょう。
コツ②:必修問題と一般・状況設定問題は一緒に進めよう
各出版社から販売されている問題集では、必修問題と一般・状況設定問題が別紙になっていることが多いです。
しかし、効率的に勉強を進めるためには、必修問題と一般・状況設定問題を一緒に取り組むことをオススメします。
なぜなら、一般・状況設定問題は必修問題の応用編であり、連続して取り組むことで理解が深まりやすいためです。
また、例題を挙げてみますね。
免疫機能に関与する細胞はどれか。(第104回AM10 必修問題)
1.血小板
2.白血球
3.網赤血球
4.成熟赤血球
A. 2.白血球
免疫担当細胞とその機能の組み合せで正しいのはどれか。(第100回PM26 一般問題)
1.好中球 ― 抗原の提示
2.肥満細胞 ― 補体の活性化
3.形質細胞 ― 抗体の産生
4.ヘルパーT細胞 ― 貪食
A. 3.形質細胞 ― 抗体の産生
いかかでしょう。
上の問題を連続して解くことにより、「免疫には白血球が関与しており、その中でも形質細胞(白血球の一種)は抗体産生という役割を担っている」ということが分かります。
このように、必修・一般・状況設定問題を一緒に進めることでより深い知識を効率よく身に付けることができます。
コツ③:模試の復習は自己学習済みの範囲まででOK!
今看護学生の皆さんは、学校の先生から模試の復習をしっかりとするようによく言われてると思います。
ですが、模試の復習は自己学習が終わっている単元のみで十分です。
なぜ十分かというと、自己学習が終わってない範囲はできていなくて当然だからです。
模擬試験を行う意味は、大きく以下の3つです。
- 自分が苦手とする部分を見つけて補うため
- 現在の自分の位置(全国順位など)を知るため
- 本番の雰囲気に慣れるため
模試の復習は、上で挙げたうちの1つ目のために勧められるのですが、学習が済んでいなかったら苦手も何もありませんよね。
そのためまだ全出題範囲の学習が終わっていない時期には、模試の復習は自分が1度学習した単元なのに不正解だった問題の復習のみにとどめて、問題集を進めることに注力しましょう。
まとめ
今回は看護師国家試験の勉強のコツについて解説していきました。
- 国試勉強は「人体の構造と機能」から始める
- 必修問題と一般・状況設定問題は一緒に進める
- 模試の復習は自己学習済みの範囲までにとどめる
これらのことを意識して国家試験勉強に取り組んでみてください!
看護学生にとって最後の難関である国家試験ですので、不安も大きいと思います。
ですが、辛い実習・学生生活を乗り越えてきた皆さんならきっと大丈夫です。
皆さんの努力が実を結ぶことを心から祈っています。
そのためにこの記事が少しでも役に立てば幸いです。
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