評価爆上げ⁉看護実習まとめレポートの書き方を徹底解説【事例系レポート編】

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レポート

こんにちは、aiです。

・何とか実習乗り切ったけど、まとめレポートの書き方がわからない…

・最後のレポートで何とか評価を上げたい!

こんな風に思っている方はいませんか?

今回はそんな皆さんに向けて「評価を上げるまとめレポートの書き方」を徹底解説します。

この記事を参考にまとめレポートを書いて、実習評価を爆上げしちゃってください!

事例系

まず最初に事例系のレポートの書き方を解説していきます。

事例系のレポートというのは、その実習で受け持った患者さんに対するケアについてのレポートのことを指します。

一人の患者さん(事例)についてのレポートということですね。

事例系レポートを書く際の型

事例系レポートを書く際には以下の構成で書くことをオススメします。

上から順番に説明していきます。

今回の実習で受け持った患者の説明

ここではこの実習で自分が受け持った患者の特徴を説明します。

以下のポイントを押さえると患者の状態が伝わりやすくなるのでおすすめです。

  1. 年齢・性別
  2. どのような疾患でどのような症状が出ているのか
  3. ADL(日常生活)の様子

私が考えた例文です。

今回の実習で私は脳梗塞の後遺症によって右上下肢麻痺や嚥下障害が生じている80歳代の男性Aさんを受け持たせていただいた。Aさんは左上下肢麻痺によってたて手すりの使用によって立位保持は可能であるが坐位からの立ち上がりには介助が必要であり、また実用的な歩行の獲得は困難な状況であった。排泄については部分介助によってトイレで行っているが尿意や便意を正しく伝えることができず、おむつに失禁していることがほとんどであった。食事は嚥下機能の障害や注意障害があるものの、食事動作については自立しており健側である右手を主に用いて摂取することができていた。さらに抑制着を着用していることからチャック部分の刺激による皮膚損傷も生じている状態であった。

患者に対してどのような介入を行ったか

次にこの実習で自分が行った看護介入について記述します。

ここで押さえてほしいポイントは以下の通りです。

  1. 挙げた看護上の課題(#1~)を列挙する
  2. その中でも自分が最も力を入れて介入したものについて解説(どのような点に注意して介入したか)
  3. そこから得た学びを記述

例文です。

このような状態にあるAさんについて、私は#1一部介助を取り入れながらもてる力を活かしてトイレで安全に排泄することができる。#2~。#3~。という3つの看護上の課題を立て、その中の#1について看護計画を立てトイレ介助を実施した。私はこの援助の計画・実施を通して、患者さんのもてる力を引き出すためには看護者の声掛けや指示の仕方が非常に重要なのだということを学んだ。Aさんは左半身の上下肢に麻痺があっても柵をつかんでの立ち上がりを途中まで行うことができる方だった。しかし、これらの身体機能的に自分でできる内容のことであっても口頭だけの指示や早口での指示では指示が通らずに行うことができないこともあった。

この部分に必要に応じて文献から引用

これらのことに気を付けて接することが、高齢な患者さんの持てる力を引き出すために大切だということを今回実施した援助を通して身をもって学ぶことができた。このことを活かして今後の実習でも患者さんの状態に合わせた接し方を工夫していきたいと思う。

文献から引用する時には、なぜそのような状態が生じているのかその際にどのような工夫が有効なのかといった、前で記述したことに対する根拠となる文章を文献から抜き出すようにしましょう。

上の例の文章の場合は、

  • 高齢者では加齢による感覚機能の低下や認知機能の低下、脳血管障害等の後遺症によってコミュニケーション能力が低下していることが多い。
  • 口頭だけでの指示ではなく表情やジェスチャーを加えることで伝わりやすくなる。

このような内容を文献から抜き出すことで、根拠のある意見として述べることができます。

ケア介入以外の関りで学んだこと

ここでは患者との日常的なかかわりの中で得た学びを記述します。

その際のポイントは以下の通りです。

  • 学びを得るきっかけとなった出来事を詳細に記述する

こちらについても例文を載せておきますね。

さらにYさんとのコミュニケーションを通しては認知症の方とのかかわり方について学ぶことができた。Yさんは認知症の進行によって自分が食事をとったことをすぐに忘れてしまったりと、短期記憶に関してはほとんど保つことができない状態であった。しかし、昔のことになると多くのことに関する記憶が保たれていた。認知症の初期には近時記憶やエピソード記憶が障害されやすいが、遠隔記憶や手続き記憶は比較的保持されている。(医学書院、老年看護学、p298)すなわち認知症になったからといってすべての記憶をすぐに忘れてしまうのではなく、昔の記憶や長年の経験の積み重ねによる記憶などは認知症になっても保たれていることが多いということである。今回のYさんの場合も近時記憶やエピソード記憶についの障害は顕著であったが、遠隔記憶や手続き記憶は比較的保たれている状態であったと考えられる。私はもともと認知症というとどんどん記憶が失われて行ってしまい、何もわからなくなっていってしまうのだというイメージを抱いていた。しかしYさんが昔のことをたくさん覚えているように、認知症になっても長期記憶は保たれていることが多く、保たれている長期記憶を活用して患者さんの好きなことや得意なこと見つけて看護ケアや日々の会話に反映させることで、その人の生活を豊かにさせることができるのだということをYさんとのコミュニケーションを通して学ぶことができた。

まとめ(今後の行動についても)

最後にまとめを記述します。

ここで書く主な内容は、以下の通りです。

  1. 今回の実習での学びで特に重要だと思うこと
  2. その学びを踏まえて今後の看護にどう活かしていくか

例文です。

今回の老年・在宅看護学実習Iでは上記のように様々なことを学ぶことができた。その中で特に重要だと思うことは、対象の患者さんをしっかりと観察しその人に寄り添ってケアを行うということである。今後は今回の実習で学んだこれらのことを活かして患者さんに寄り添ったケアというものを意識していきたいと思う。

まとめ

今回は看護実習のまとめレポート(事例系)の書き方をご紹介しました。

事例系レポートでは実習中の出来事や学びを具体的に記述することが大切です。

今回この記事内で挙げた例文は内容を簡略化しているため、実際にレポートを書く際にはより具体的に書く必要があります。

皆さんが実習で経験したことを振り返って、印象に残ったことを詳細にレポートに盛り込みましょう。

この記事を参考に、まとめレポートで実習評価を爆上げしちゃってください!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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